2011年12月16日(金)
東京モーターショー2011
友人たちと連れだって行ってきました、先週末。
「最近の若い人はクルマなんて要らないと思っている」なんてニュースを耳にしたりしてましたが、さにあらず。 ものすごい人混みでしたよ!
各メーカーのブースの中央にはコンセプトカーが展示されてるハズなんですが、ほとんどのブースで人垣ができてて近寄れず。というより、クルマを見に来たんだか人を見に来たんだか分からないくらいの人の波。「見えるのはクルマじゃなくて人の頭ばかりだあ」
とはいえ、感想のひとつでも書かないとただの愚痴ログになってしまいます。
まず、なんだかんだ言いつつヒトってクルマ好きなんだなってことが確認できました。
公共交通網が発達している都心においては実生活にクルマの必要性ってあまりありません。それでもやっぱり「移動できる自分だけの空間」であるクルマを求めている人、興味のある人は潜在的に多いです。ただ、現実的に価格であったり維持費であったりがネックとなって憧れだけで終わっている人もまた多いという話に過ぎないんじゃないかと思いました。人混みの多さがそれを証明していると思います。
次に、ほとんどのメーカーでHV、EVが目立つように展示されており、エコロジーを中心軸に据えていることが確認できました。
配布されているパンフレットが緑色(植物)を基調にしてほとんどのページがEV、HVで埋め尽くされ、ガソリン車は最後のページの隅っこに申し訳程度に掲載しているというメーカーもあったくらい、エコロジーはほとんどのメーカーのテーマになってました。
面白かったのは、日本のメーカーは「エコロジー」に「未来」を感じさせるデザインであるのに対し、海外の特に欧州のメーカーは「エコロジー」に「伝統との共生」を感じさせるデザインになっていたのが対象的で興味を惹かれました。
最後に、日本の技術は確かに素晴らしいが、メーカーはあまりうかうかしていられない危機感はもうちょっと持った方がいいかもしれないと思いました。
EVの流れで、車軸ではなくタイヤに独立したモーターを搭載してクルマを動かすシステムを提示していた企業があり、その展示内容も夢物語ではなく実用化に近い姿をうかがわせていました。そういった日本の技術力の高さには、私が日本人であるからかもしれませんが、大層な安心感と誇りを抱いており、モーターショーを見てもそれを確認できました。
ですが、そういったクルマ産業の頂点に立っている日本のクルマメーカーは、世界のなかで戦っていくという意味においてはもうちょっと危機感を持った方がいいかもしれない、という感想を抱かざるを得ませんでした。前述しましたが、いまや世界のどのメーカーもテーマの中心に「エコロジー」を据えるのがスタンダードになっています。つまり、単に「エコロジー」というだけではメーカーの個性が打ち出せないという現実とも向き合わねばならないということです。EVのバッテリーの出力がどうの、充電がどうのという細かい話は、当然今後の開発課題ではあるんでしょうけれど、パンチ力はすでに失われているのではないかと。
「今後我が日本クルマメーカーはこれで世界と戦っていきます!」という力強いメッセージを感じたかった、と言うのはワガママかもしれませんが、クルマメーカーは常にそのような期待感の矢面に立たされているわけでして、ぜひ今後とも先陣を切って頂きたいと思います。
2011年12月16日(金)
大ざっぱに言えば多段式ロケットだけれども
CNNにこんな記事が。
巨大輸送機からロケット打ち上げ、ポール・アレン氏が新プロジェクト
http://www.cnn.co.jp/fringe/30004925.html
ロケットの打ち上げでは、空気の多い比較的低高度では高度を上げるためにものすごい量の燃料が使用されます。高度が上がるにしたがって空気が薄くなってくると、高度もスピードも上げるのが簡単になってくるので、ロケットも重い一段目や二段目を切り離して自重を軽くして少ない燃料でスピードを稼げるようになります。
「それじゃあ、小さいロケットでも充分な速度が稼げる高度まで飛行機で持って行けばいいじゃん」
というのがこの発想の基です。
ロケットの一段目・二段目程度の高度なら、飛行機が飛べるだけの空気はまだあるので、そこまでロケットを持って行って、そこからロケットを発射すれば宇宙に行けるってわけです。大ざっぱに多段式ロケットの一段目と二段目くらいが飛行機になったようなものです。
それまで巨大でありながらも使い捨てるしかなかった一段目・二段目のロケットを開発せずに、使い回しの利く飛行機で肩代わりしようというわけで、打ち上げコストが非常に安くあがるのが特徴です。
冒頭の記事の注目すべきところは「まずは貨物を搭載し、次いで有人宇宙船の打ち上げを予定している」。
飛行機スタイルでの貨物や人工衛星の打ち上げプランなら耳にしたことはありますが、有人宇宙船は初耳です。
宇宙に行くのはいいとして、果たしてどうやって地球に帰還するつもりなのか気になります。
次世代スペースシャトルやソユーズと肩を並べる選択肢のひとつになると面白いですね。