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クライマーズ・ハイ

あの夏。
7月5日より丸の内TOEI1 ほか全国ロードショー
公式サイト http://climbershigh.gyao.jp/

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クライマーズ・ハイ

©2008「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ

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「クライマーズ・ハイってもんは、本当にあるの?」
「・・・・・・怖かったな」
「怖い? 異常に興奮して、恐怖心が麻痺しちゃうんだろ?」
「解けた時が怖いんです。溜め込んだ恐怖心が一気に噴き出して、一歩も動けなくなる。体中の筋肉が強張って、動くという意思決定を拒絶するんです」
「だったら・・・・・・おれも体験した」
「いつ?」

「ジャンボが墜ちた一週間さ・・・・・・」


1985年8月12日、通信社の速報が第一報を伝える。

「羽田発大阪行き日航123便が墜落した模様。乗客乗員524名―。」

にわかに興奮の坩堝と化す編集局。全権デスクを命じられたのは悠木だった−。

1985年8月12日―。
終戦記念日を3日後に控え、日本国中が中曽根首相の靖国公式参拝の動向を固唾を飲んで見守るなか、群馬県の有力紙・北関東新聞の記者、悠木和雅(39/堤真一)はひとり、翌朝に迫った谷川岳・衝立岩登頂のための準備を進めていた。 悠木は、抜いた抜かれたの同僚たちとの出世争いから一線を画したところに立つ、一匹狼の遊軍記者なのだった。 「悠ちゃんみたいなのが、結構やっちゃうんだよ。普段冷静沈着な奴に限ってね、脇目もふらず、もうガンガン登っちゃって、興奮状態は極限まで達しちゃって恐怖感とか麻痺しちゃうのよ」 今回は、販売局の同僚で無二の親友、安西耿一郎(43/髙嶋政宏)が、そうからかいながら悠木を誘い出したのだった。その夜、新前橋駅で安西と落ち合うべくデスクを後にした悠木のそばへ、県警キャップ・佐山達哉(35/堺雅人)がすり寄って来て耳打ちをした。 「悠さん・・・・・・ジャンボが消えたそうです」 「・・・・・・ジャンボが消えた?」 状況が分からないまま悠木が編集局を出て行こうとしたその時、通信社のニュース速報が社内に響き渡った。

「東京発大阪行き日航123便が横田基地の北西数十キロの地点でレーダーから姿を消しました。長野・群馬の県境に墜落した模様。繰り返します」 「日航123便の乗員・乗客は524人。繰り返します。日航123便の乗員・乗客は524人」 単独の航空機事故としては世界最大。しかも現場は群馬と長野の県境。北関編集局はにわかに興奮の坩堝と化した。

そして、この未曾有の事故の全権デスクを命じられたのは、本来遊軍であるはずの悠木――ワンマン社長、白河頼三(70/山﨑努)の鶴の一声による決定であった。 全権デスク、悠木の戦いの日々が幕を開けた。頭と心を麻痺させなければ直視できないほどの事故の凄惨さ。疲労と高揚で弛緩と緊張を繰り返す神経。非常事態にあちこち軋む人間模様。声が、現在の、末来の声が、四方八方から悠木の脳裏に響きわたる。“おれも現場へ行かせてください!すぐそこで世界最大の航空機事故が起きているんですよ!”  “十三年間、大久保連赤で飯を食って来た連中は祈ってるさ。長野であってくれって” “北関を辞めようと思ったことないんですか?” “広告収入がなけりゃ、幾ら天下国家を語ったところで新聞は一日たりとも出せねえんだよ!” “何故落としたんです・・・・・・” “あなたが好きなのは、新聞だけなんでしょ!” “お父さんは新聞だけが好きなんだ、だってそうじゃないか!” “チェック、ダブルチェック・・・・・・”

そんな激務の最中、悠木は、ひとり衝立岩に挑んだと思っていた安西が、待ち合わせ場所の新前橋駅でクモ膜下出血に倒れて意識不明の重体であることを知らされる。 「お前さ、何で山に登るんだ」 「下りるために登るんさ」 最後に安西と交わした言葉が、悠木の脳裏によみがえる。睡眠時間を削って見舞った病室には、全てを受け入れ弱々しく微笑む安西の妻(38/西田尚美)と、今は離れて暮らす自分の息子と同い年の安西の息子・燐太郎(11)の気丈な姿があった。 自分は何に登り、何から下りるのか?何に挑み、何を拒めばよいのだろう? 一瞬にして奪い去られた520の命。記事にさえならないひとつの命。失われてゆく親友の命。モラルとは? 真実とは? 新聞は命の重さを問えるのか?極限の精神状態のなか、全権デスク・悠木はあるスクープをめぐる二者択一の究極の判断を迫られることになる。

ベストセラー作家 横山秀夫(「半落ち」)の最高峰、待望の映画化!

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堤真一
堺雅人
尾野真千子
髙嶋政宏
山﨑努

監督 原田眞人

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