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そもそもバーク(bark)とは“犬の吠え声”という意味のほかに“樹皮”という意味もあり、ここでは製材仮定で発生する「杉皮」のことを指します。
従来、このバーク(杉皮)は産業廃棄物として扱われ、佐伯広域森林組合で発生するバークは年間2万3千立方メートルとその処理費用も多大でした。
2007年4月、バークを原料としてボイラー用の燃料―ペレット状粉炭―を製造する処理施設を竣工しました。
バークや木屑を粉炭化する取り組みは各地で見られますが、佐伯広域森林組合では単なるエコ商品ではなく、あくまで重油と比較した低価格燃料として捉え、海藻成分を利用して粉炭をペレット状に成形するという製造過程を独自に開発しました(特許出願)。
この製造過程で木酢液が採取されるためペレットは酸が抜けており、固形化しづらいためボイラー等で燃やしても灰が少なく、機関内部を傷めないことが実証されています。
燃焼エネルギーは重油の半分ほどではありますが、現在の重油コストを下回る利用コストを実現できると試算しています。
それまで産業廃棄物―ゴミ―として捨てるしかなかったバークを環境貢献資材とし、資源を無駄なく活用するというこの施設は、長期的視野におけるコストダウンにもつながるほか森や山を守り育てるという本来の林業の精神にも合致します。
また、将来的には山に捨てられている未利用資源も活用できる可能性を見据え、流木被害の軽減、ひいては原油の使用量の低下による地球温暖化への貢献できるといった効果も期待できます。
佐伯広域森林組合は「林業再生による循環型社会の構築」の一環として、このバーク炭化処理施設をはじめ林業再生に取り組んでいます。

バークと呼ばれる杉皮。長い間ゴミ(産業廃棄物)として扱われてきた。

加工されたペレット状粉炭。酸が抜け、ボイラー等で燃やしても灰が少なく機関内部を傷めない。
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現地設営式大型炭化装置
(長さ6×幅2×深さ1.1メートル)4基
粉炭からペレット製造のためのかくはん、造粒機など。
【計画】
1釜にバークは10〜11立方メートル入り、4基で年間3200立方メートルのバークを処理。炭への歩溜まりは23%を目標としペレット状粉炭生産量は年間700〜800立方メートルを計画。
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